2004.1.  

湯布院町長   佐藤 哲紹  様

湯布院町教育長 上田 千代吉 様

 

申し入れおよび公開質問状

 

                      湯布院中学校 保護者 有志

* * * * (湯平)

* * * * (塚原)

谷  千 鶴 (賛同者)

 

湯布院中学校区内には、スクールバス専用路線1往復が走り、定期補助をいただいています。しかし、通学定期で乗れる路線バスを含めても、子どもたちが満足できる学校生活を送るにはとても便利とはいえません。私たち親は、やむなく、日々の通学・部活のため、送迎に多大な労力と時間を費やしています。不景気が続いて仕事におわれる中、1回1時間近くかかる送迎はたいへんです。

元気な祖父母がいたり時間の融通が利く仕事の家庭ばかりではありません。優しい子ほど、親に気を使って通学しています。スクールバスが便利なら、送迎に費やす時間に仕事をすませて、子どもとじっくりふれあう余裕も生まれます。それに、自治体は、子どもたちが教育を受けるための通学の手段を保証する義務があります。

私たちは、現に今大変困っているので、早急な対策を求めています。たまたま学校と家が離れているからといっても、その負担は大きすぎるように感じます。

湯平・塚原小学校では、複式学級回避が大変と聞いています。巷では田舎暮らしを望む若い家族が増えているそうですが、中学・高校の送迎の負担は、子どもをもつ夫婦が住むのを躊躇させる要因の大きな部分と思われます。

そういう長期的な面からも、スクールバスは「1往復あればいい」というものではないと考えます。 

 

町がバス会社に払う定期補助金は、517万円になります(H14年度当初)。そして、実際は、半分くらいはバスを使わず親が送迎しているので、だんだん定期を買わなくなって、年度末は補助予定の予算の相当部分が余ってしまう状態です。

路線バス赤字補填金のうち、中学生がスクールバス代わりに利用している塚原線の分は123万円です。(H14年度支払い分)

一方、町のマイクロバスは、平日、朝夕の時間はほとんど使われていません。10人乗り公用車も、マイクロバスほどではありませんがかなりあいているようです。

現在のスクールバス・路線塚原線を廃止してこれらを活用すれば、他の方法の通学手段を確保でき、子どもたちも通学が便利になり、親の送迎の負担が軽減します。

なお、塚原幼稚園が再び休園とのことで、中学生と同じバスで……という話も出ていると聞きました。新学期に向けて、思い切って、町がスクールバスを運行して、バスの都合がつかないときは親が送迎することにしてはどうでしょうか?

バスが出せないときの連絡は早いに越したことはありませんが、地区内の連絡網とかで3日前、前日でも親は送迎できます。

 

そこで、別紙の方法を提案します。

この提案は(I)至急実施のため、当面、町営の無料スクールバスをめざす。

(U)朝・夕と部活日にマイクロバスまたは10人乗り公用車を出す。

(V)車の都合がつかないときは親が送迎する。

を基本としています。

親の送迎の負担は今よりかなり減ると考えられます。

本当は、緒方町のようなコミュニティバスをほしいのですが、新学期には無理ですので、有償運送業の許可が取れるまでは、現在の支出額の範囲でできる無償スクールバスを提案します。

自治体が無料でスクールバスを運行する場合は面倒な許可が要らないようです。また、混乗許可申請をすれば、生徒以外の人を乗せることも可能だそうです。「はつらつ号」を交渉するのに、福祉健康課とも協力して福祉バスとしての「はつらつ号」も含めれば、緒方町のコミュニティバスにどんどん近づくではありませんか! 

 

有償運送の許可がとれて毎日必ず運行されるなら、親が定期代を払う価値は今の何倍にもなります。定期代の分だけ増便ができます。

スクールバスでもあり、みんなでお願いしたら、運輸局でも有償運送業の許可を早く出していただけるのではないでしょうか。

今まで払っていた1/3の定期代を払ったつもりで、毎月一定額を積み立てて先々の車両購入のために寄付するなどの形で受益者負担に代えてもよいと思います。

追加ですが、夏休みの部活日の便も今から検討をお願いします。

 

A.別紙提案のようなスクールバスの改善について、平成16年度、新学期からの実施を求めます。

もちろん、可能な部分は4月を待たずに実施していただければ、なお助かります。

湯平の@は協定があるので4月からかと思いますが、町マイクロバスの活用は明日からでもできることです。

 

B.「新学期までにどんな改善ができそうか。できそうにないときはその理由と代替案(提案のひとつひとつについて)」を、2月2日までに文書でお答えください。

 

C. 実施にあたっては、より少ない費用で便利にできるように、申し入れ者・関係者との話し合いの場を設けてください。

(1回目は回答日または回答日の週。実現まで何度でも。改善の場も)

 

 

 

湯布院中学校スクールバス改善の提案

 

  湯平線

  湯平巡回⇔中学校 実車20km 回送15kmとする。

  35km×2回×220日=15400

35km×1回×150日= 5250  計20650km(実車11800km)

             (回送8850km)

現状のコースなら片道13.5km

27km×2回×220日=11880

27km×1回×150日= 4050   計15930km(実車7965km)(回送7965km)

  塚原線

  塚原巡回⇔中学校 実車12km 回送12kmとする。

  24km×2回×220日=10560

24km×1回×150日= 3600  計14160km(実車7080km)

                          (回送7080km)

 

 

 

 

(案1)

湯平線

@ 現在のスクールバスを廃止して、マイクロバスを使う。部活日は帰り便を出す。

バスが使えないときは親が送迎します。

H15年度の使用状況から判断すると、親が送迎することは多分月平均3〜5回くらいでしょう。

(6月など3泊4日が2回あるような月もあれば、1ヶ月に2日しか使ってない月もある)

 

マイクロバスに追加で必要になるのは、以下です。

@       軽油代・走行分のタイヤ・部品の消耗分

     軽油代 20650km÷5km×70円=29万円

A       出発前・帰着後でバスはあいているが、運転手の1日の乗務時間を超えてしまう時の、代わりのパート運転手を雇う費用

1回2時間×月10回×11月=220時間

      220×1500円=33万円

 

塚原線

@ 路線バスの運行を中学校を経由し幼稚園まで延長し、始業時刻にあわせて時刻を変更する。

A     現在の路線バスを使用している一般客・高校生には、需要調査をしたうえで、朝便のみ9人乗り公用車を走らせる。

公用車が使えないときは他の公用車。それで定員が足りないときは、ジャンボタクシーを頼む。(年に数回くらいでは?)

B     夕方の塚原便は中学校始発とする。(必要な日だけ)

C     塚原経由別府行き事業は継続する。

D     9人乗り公用車を、あいている日だけでよいので、部活日にだす。

 

H14年の道路運送法の改正で路線の変更がしやすくなっています。

案1の塚原の@Bは、大分運輸局のお話では「バス会社の事業計画変更の認可申請の審査に2ヶ月くらいかかっていたが、今、短縮するようにしています」とのことです。路線バスとして続けるなら、すぐ着手すれば新学期に間に合います。)

 

追加費用

@B 塚原経由別府行き事業(年間11万円)に倣って、追加経費支払い

     (50人路線 206日 15分増 3km増)

   同程度として朝夕で22万円

AD パート運転手を雇う費用

     1.5時間×(240+150)日×1500=88万円

軽油代・走行分のタイヤ・部品の消耗分

  14160km÷8km×70円=12万円

塚原の生徒の定期代分の支払い

     12000円?×15人?×11月=198万円?

 

湯平・塚原線の必要なくなった支出

   湯平の生徒の定期代補助

      517−132=385万円?

湯平・塚原線の新たな支出の合計

軽油代・部品代 湯平線 29+α

        塚原線 12+α

パート運転手  33+88+α

追加経費支払い  24万円

塚原の生徒の定期代 198万円(補助132+本人66)

                     合計384万円+α

路線塚原線の赤字補填123万円は継続

 

 

 

 

 

(案2)

 

 案1を、1台は町マイクロバス、1台は、福祉課と協力して民間企業並に交渉して「は

つらつ号」を安く買取またはリースとする。

町マイクロバス(10人乗り公用車)の運行も含めてバス会社に委託する。

(町マイクロバス運転手はバス会社に雇用していただく。または出向とする)

 

今支出している経費は

      路線バス赤字補填 塚原線分  123万円

      定期補助           517万円

      町マイクロバス人件費     274万円

        〃    維持費      37万円

                   計 951万円

 

@     走行単価を緒方町の試行と同じ160円/kmとするが、回送距離は×0.5で計算に入れると    

(11800+4425+7080+3540)km×160円=430万円

湯平現状なら

(7965+3983+7080+3540)km×160円=361万円

 

A 走行単価を緒方町の試行より高い200円/kmとするが、回送距離を計算に入れないと  (11800+7080)km×200円=378万円

湯平現状なら( 7965+7080)km×200円=301万円

 

B 町マイクロバスの最近の年間走行距離平均を15000kmとすると

      15000×150=225万円

    (ノンストップで、長距離が多い、回送も含むので、150円/kmとする)

 

 高く見積もっても、430+240+(車両代)

(差額2年分でマイクロバス1台が買える!)

 

  案1は直営ですが、案2は委託なので、担当課が事務面で助かるのでは?

(給食車の委託で、ご承知のはず)

この試算でも、相当の経費節減になっていると思います。

走行経費は緒方町の試行より高くなるよう計算しています。パート運転手の時間給も低すぎる額ではないと思います。

実際はこれほどかからないと考えられますので「はつらつ号」代を含めても、現在の支出で十分まかなえて、親・生徒が便利になります。